ドン!(効果音)。アルモニカ城内の防衛ラインを破り、デニムたちは公爵の元へ急ぐ。しかし公爵のところには一足先にレオナールパイセンが到着していた…。


まさかのレオナールパイセン、これは完全に公爵を手にかけるつもりだ。おじさんはついこの間彼を城から叩き出しているのに、掌を返した言動が平気で口から出るところが不合格となった。まずは謝ったり労ったりしなさいよ、だから引きずり下ろされるんだよ。


そのまさかだ、公爵はレオナールの暗殺され、すべては計画通り。しかしここからがロウルートの真骨頂。


パイセン、デニムに刃を向けて謀反と公爵暗殺の罪を被って死ねば解放軍はまとまると言い放つ、デニムは本当に驚いた様子で『僕が死ねばすべてうまくいくのか?』と一瞬考えてしまう。ここらへんも秩序を重んじるロウルートならではのリアクションだ、普通ならそんなことは考えない、皆自分のためではなくウォルスタのため、自由ではなく秩序と規律が守られるならば自分が死んでも・と考えてしまうほど滅私奉公するのだ。


あっけにとられ動けないデニムに止めを刺そうとするパイセン、その間一髪まさかのヴァイス・アロセールが加勢に駆けつける。ロウルート名物『VSレオナール先輩討滅戦』が今はじまる。

いや、先輩。フルバフでお越しですか???
なんということだ、これは強いぞ。MP回復2枚って毎ターンレンディングゲイル飛んでくるんじゃないの?これはヤバい。4人がかりでも削れるかどうか・・・。弓は全然入らないだろうし、カチュアは守ってあげないとすぐ倒れるだろうし、これはマズイ。


今の世も貴族のような人達が作ってるじゃないか、特に今の日本のような民衆の感情劣化が完了した民主主義の将来は明るくない。ヴァイスやレオナール、デニム、ウォルスタを変えたい・救いたいという志では三人とも同じ。


どうしようかマジで考えたポンコツおじさん脳内CPUが弾き出した答えは、『供物投与プレイ』だ。もう生き残るにはこれしかない。まず1ターン目はどう考えてもレオナールまで届かないので『霊馬の羽根』で自身の直接攻撃力をアップする。2ターン目にはレオナールが隣接してきているので『生贄の烙印』で直接攻撃力をダウンさせる。そしてファランクス中は基本的にMPを使う攻撃やスキルは使わない、叩いても非効率だからだ。最初はガマンの時で通常攻撃と反撃のみでMPを溜める。攻撃を受け過ぎたら迷わずシードも使う。バトルボーナスは『戦闘不能者なし』、並大抵ではないがレオナールとカチュア姉さんの間に入り続ければ敵視はデニムの方が上のようなのでカチュア姉さんの安全は確保される。


まるでデニムに試練を与えるため故意に立ちはだかっているように感じるレオナール。ちなみに直接攻撃ダウンデバフのおかげでレンディングゲイルが飛んできても120~150ダメージくらいで済んでいる、薬物万歳。そして…!

待ってましたのファランクス発動しないターン。溜めたMPでブラッディアサルト掛けのタイランツメイスで一気に削る。

デニムの必殺技が決まりパイセンのHPは残り200ちょい、そこにヴァイスの必殺技『レンディングゲイル』が入り、決着。


瀕死のレオナールはなんとすべてを自分のせいにしてウォルスタの指導者になれと言うのだ。そしてデニムを殺そうとしたのは真実だと続ける…。


ウォルスタのために自分が死んでもデニムが死んでも良かったと、分裂していたヴァイスたちネオ・ウォルスタ勢を取り込んでウォルスタ軍を再建しろと。


もう解放軍には民よりも自分の権力や地位を守ろうとする貴族やそれに付き従う自分のような存在もいない、デニムたちの思うようにやることがウォルスタの未来の為だというような意図。今思えばウォルスタを救うにはこれしかないという半ば狂ったようにも思えるこれまでの一連の流れ、自分を捨ててでもウォルスタのために行動する、こんな忠義の騎士がいただろうか。そう、実はレオナールが一番のウォルスタ功労者だと思うのだ、難しい決断の時には必ずレオナールが居た。ロウルートの立役者は間違いなくレオナール、状況を変えるために動く、自分が死んでも次に繋げる。「ああ、目が見えなくなった、身体の感覚もなくなってきた」のセリフを初代作で聞いたときは12歳くらいだったが初めて死を目の当たりにしたような感覚になって泣いた。同時にかっこいいと思ったものだ。

バイバイ、レオナールパイセン・・・。


ライムの惨状、ギルダスも倒れている。バクラム軍との戦力差があまりにも大きすぎたためゼノビアンズは敗北を喫してしまっていた。

人は自分が行った選択に正しさを求めて努力することもできる、過ちを犯してもそれをやり直して正すこともできる。それでも人は過ちを犯し続ける、そう『誰も僕を責めることはできない』。ドン!(効果音)
つづく